墨染寺blog~ぴぐ坊のつれづれ日記~

ぴぐ坊こと当山副住職が仏教のことを中心に、日々のよしなし事を綴ります♪

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修養道場、開催!!

残暑厳しい毎日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか??
暦の上では、暑さが和らぐ「処暑」が過ぎましたが、一向に涼しくなる気配がありません。。。
秋はまだまだ先のようです。。。引き続き、熱中症などには気をつけて頂きたいと思います。

さて、先週の8月20日~8月22日の2泊3日
京都日蓮宗青年会主催の「少年少女のための修養道場」が開催されました!無事に大きな事故なく終えることができました☆
開催から早一週間。。。更新せねばと思いつつも今日になってしまったのには理由がありまして、
修養道場から帰ってきたら、なんとネット回線が全く繋がらなくなってしまっていたのです
あれやこれやと試してみましたが、一向に繋がる気配がありません。。。
プロバイダに電話してみると、「もしかしたら落雷のせいで、ルーターに何らかの故障が出てしまったのかも」
とのことでした(泣)
そんなことで、いまだ復旧できずにおりまして、この記事はネットカフェにて鋭意更新しております!
とまあ、言い訳はさておき!
道場生と共に過ごした3日間の報告をさせていただきます!!


大本山本圀寺さまを会場にお借りして開催した今年の修養道場、22名の道場生が集まってくださいました!

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通年のメインテーマである「仏さまの光を私たちのまわりに広げましょう」に加え、
今年は「子どもたちに伝えたい10のこと!」というサブテーマを掲げ開催しました。
「お題目、感謝の心、給仕の心、尊敬の心、礼儀作法、いのち、供養、信念、和、足るを知る」
という仏教・法華経の観点から、道場生の皆さんに是非とも記憶に留め、持って帰ってもらいたい10の事柄を、様々なプログラムを通して伝えていこう!という想いで、このようなサブテーマを設けました。

「いのち」という事柄を伝えるために、「いのちの講義」を行い、その後キャンプ場にて「魚のつかみどり」をして、「いのちを頂く」ということを実践的に考えてもらういました。

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魚のつかみどりは、子どもたちも楽しんでいた様子☆
いざ頂く時には、ちゃんと「いのちに合掌」をして、残さずいのちを頂戴しました。

「足るを知る」「感謝の心」、ひいては「お題目」につなげていくために、宮澤賢治の「雨ニモマケズ」の詩を覚えてもらい、班ごとに「雨ニモマケズ紙芝居」を作ってもらい、最終日には発表会を行いました☆

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また、「雨ニモマケズ」に出てくる「一日に玄米四合と、味噌と少しの野菜を食べ・・・」を実践するために、朝食は玄米とお味噌汁と少しの野菜に!

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その他にも、「信念」を伝えるために、「日蓮聖人のご生涯」を通じて、「正しいことを最後まで貫く強さ」をお伝えしました。
また、「礼儀作法」や「尊敬の心」、「給仕の心」を養って頂こうと、普段の生活指導を厳しく行いました。

そしてメインテーマである「仏さまの光を私たちの周りに広げましょう」を視覚的、体験的に感じてもらうために、「ひかりのつどい」を執り行いました☆
このプログラムは毎年行っていて、修養道場のメインプログラムでもあります。
ご宝前からお光を頂戴し、それを道場生が持つキャンドルに点火していきます。
その一つ一つのキャンドルを一箇所に集めて、主任先生から光のメッセージを頂戴します。
「ひとつひとつの光は小さいけれど、集まればこんなに大きな光になる・・・」
「仏さまの光を私たちのまわりに広げましょう・・・」
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そして最終日には、この修養道場の始まりともなった「無名童女」の43回忌追善法要を、道場生の皆さんと共に営みました。
42年前、東山区にある阿弥陀ヶ峰の山中で、身元不明の幼女のご遺体が発見されました。
身元不明のご遺体で、42年経った今でもその幼女の名前も両親も何もかもが不明のままとなっています。
この事件を受け、当時の京都日蓮宗青年会の会員の皆様が、
「仏さまの光によって、このような悲しい事件が二度と起こらないような社会にしたい!」と願われ、
第一回の修養道場が始まりました。
その無名童女の43回忌法要を、道場生の皆さんと行えたことに、大きな感慨を感じました。
道場生にとっては、正座が辛かった一時間だったかもしれませんが、
その雰囲気だけでも感じていただれば、幸いかなと思います。

このように、楽しくもあり厳しくもありの3日間でした!
道場生の皆さんには、是非普段の生活の中でも、今回の10のことを少しでも思い出していただき、活かしてもらえたら、これほどうれしいことはありません☆
道場生の皆さん、本当にありがとう!保護者の皆様、関係者の皆様、まことにありがとうございました!!

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  1. 2012/08/27(月) 16:47:15|
  2. 京都日蓮宗青年会
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終戦の日に寄せて

お久しぶりでございます。
前回の記事から10日以上経過してしまいました。
お盆の棚経もあり、なかなか更新することができませんでした。
棚経も、無事本日ですべてお参りさせて頂きました。
ご先祖さまをお迎えするお盆、皆様はどのようにお過ごしになられていらっしゃったでしょうか?
お盆のさなかの一昨日から昨日にかけての豪雨、とても驚きました。
被害に遭われた方々に、心より御見舞申し上げます

さて、本日は67回目の終戦記念日でした。
全国各地で平和への祈りが捧げられたことと思います。
私も、御宝前にてかの戦争でお亡くなりになられた犠牲者の方々の追善菩提をお祈りし、立正安国を祈念させて頂きました。

あれから67年。

私は昭和55年生まれ。
終戦から35年後に生まれました。
もちろん、戦争を知りません。
さらには、父親は昭和19年生まれ、母は昭和30年生まれ。
父はかろうじて戦中生まれですが、「戦争を知っている」という年齢ではなく、戦争を知らない両親に育てられました。
でも、父も母も「戦後」の時代を生きて、戦後の日本が立ち上がる姿と重なるようにして、年を重ねてきたのだと思います。
いわゆる「団塊の世代」。(厳密には、父は少し上、母は少し下、ということになるのでしょうか。)
そのジュニアである80年代のはじめに生まれた私は、戦争も知らなければ、バブルの好景気も幼すぎて実感することのなかった世代です。
「戦後の豊かさ」というものは当たり前のようにあり、何不自由なく暮らしてきたけれども、
思春期を迎え、人を知り、社会を知っていく年代になって、気づいたら、「戦後」の「矛盾」が目の前に迫っていたような感覚があります。
私が15歳の時に、阪神大震災とオウム真理教事件がありました。
そして、次々と破綻していく経済活動や、次々と交代していく政権を横目に見ながら、
目の前には「就職氷河期」が待ち受けていたように思います。

そして昨年起こった東日本大震災

私はこの未曾有の災害に、むき出しにされた「日本社会の矛盾」というものを改めて見たような気がしました。
恥ずかしながら、原発の問題を自分の問題として受け取ろうとしたのは、実は震災以降です。
それまで、のほほんと見ないふりをして、目をつぶって生活していました。

そう、見ないふりして。

先日、本屋さんに行った時、『東京プリズン』という小説を見つけました。
その本の帯にはこう書いてありました。

「戦争と戦後」のことを書きたい、すべての日本人の問題として書きたいと、私は、十年以上願ってきた。
1964年生まれの私は、戦争を経験した親に育てられた世代の、最後の最後あたりになる。私より年が下になると、今の社会の不具合やその中での個人の生きづらさと、《戦争》や《それによってできた国のかたち》と結びつけて考えることは、難しい。そして、因果がまるでわからないはずだ。だから《戦争》や《戦後》は、それを経験した人たちだけの問題ではない。ある民族や国家が、あれだけの喪失をたった60年や70年で忘れてしまうことは、本当はありえない。それでも忘れたようにふるまえたのは、なぜだったのか、そしてそのことは、日本と日本人に何をもたらしたのか?


著者の方と年代は全然違いますが、私も感じていた違和感が、的確に表現されている、と帯を読んで胸がざわつきました。

そう、たった67年。

たった67年で、何だか「なかったかのように」されているような感覚があります。
「《戦争》や《それによってできた国のかたち》と結びつけて考えることは、難しい。」と書かれているように、
日本が抱えている諸問題が、「終戦」、「戦後」にはなかなか結びつけられていないように思います。
「日本が敗戦した」という歴史的事実を知らない子どもたちが増えている、と聞きます。
どんどん戦争を体験された方々がお亡くなりになられていく中、このようなことでは、
「お国のために」と自ら犠牲となっていかれた英霊たち、「本土決戦の防波堤」として唯一の地上戦となり犠牲となられた沖縄の住民の方々、広島・長崎の原爆投下の犠牲となられた方々・・・
そのような犠牲者の方々に、申し訳が立たない、と思うのです。

唯一の被爆国が、さらに甚大な被爆を蒙ることになるかもしれない原発を、沿岸に囲むようにして54基も並べている原発問題
竹島・尖閣諸島・北方領土など、日本の領土問題
オスプレイ配備に揺れる沖縄の基地問題。さらには日米安保体制の問題

その他にも、歴史問題・教育問題・エネルギー問題・環境問題・経済問題・・・etc
ありとあらゆる日本が抱える問題の、遠くの方に霞んで見えるのは「戦後」なのではないでしょうか。
もう一つ言えば「敗戦」であるように思います。

戦争によって命を落とされた方々は、現在の日本の状況を見て、どのように思ってらっしゃるのでしょうか?
忸怩たる思いをされているのではないか、と思います。
我々の大先輩の犠牲に報いるためにも、平和とは何か?立正安国とは何か?
もっともっと目を見開いて、考え、行動していかなければならない、と感じました。

終戦の日、つらつらと思うままに綴ってみました。

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  1. 2012/08/15(水) 22:28:17|
  2. その他
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近畿教区僧風林!②

さて、僧風林では毎回5日目に寝泊まりしているお寺を飛び出して、
日蓮聖人ご遊学の聖地・横川(よかわ)定光院がある比叡山に参拝に行きます。

日蓮聖人は、21歳から立教開宗される32歳までの間、比叡山にある横川を拠点に、諸宗碩学のために関西各所をご遊学されていました。
比叡山延暦寺といえば、当時は仏教の総合大学のような場所で、名のある高僧達がこの比叡山で仏教を極めんと欲され、学ばれたのです。

まずは、その比叡山延暦寺の大講堂に参拝しました☆
団扇太鼓を叩きながら、一列に整列して境内を歩きます。

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法然上人、親鸞聖人はじめ、様々な宗の宗祖がこの比叡山で学ばれていたわけですが、
この大講堂には、その比叡山で学ばれた偉大な高僧のお像が祀られています。
その中に、もちろん日蓮聖人もいらっしゃいます。
この日蓮聖人のご尊像の御前で、林生と共に法味を言上させて頂きました☆

続いて、延暦寺の根本中堂に参拝♪
延暦寺の山務員の方に、お堂の説明や「不滅の法灯」の説明などをして頂きました。

それが終わり、いよいよ、日蓮聖人御遊学の聖地・横川定光院に参拝しました!
参道を一心にお題目を唱えながら行脚します。

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定光院の「勉学の祖師像」の御前で法味を言上したあと、お山の方が作って頂いたカレーを頂きました☆
子どもたちにとっては、久しぶりのカレーでとても喜んでいた様子♪
全員がおかわりをしていました(笑)

その後、お経のテストをして、終わった者から休憩時間、つかの間の休息に、林生からも笑顔が!

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楽しい時間は早く過ぎるもので、日蓮聖人にお別れのご挨拶をし、帰路につきました。


そして、長いようで短い僧風林の一週間も最終日を迎え、
林生12名が全員出仕する「模範法要」が行われました。
一週間の修行の成果が問われるこの模範法要、普段は朝・夕のお勤めの時にガミガミ口うるさく指導する講師陣も一切口出しすることができず、道場生の法要を見守ります。
一週間前には何も出来なかった一回生の子達が、しっかりと声明を唱え、所作をする姿に、講師陣一同、涙、涙・・・
林生12名の心が一つになった、本当に素晴らしい法要でした。

思えば、講師として林生の指導に当たった今回の僧風林ですが、指導している私が、逆に教えられていることが多々あって、林生のみなさんには、本当に感謝、感謝の気持ちで一杯です。
初心を思い起こさせてくれました。
自分に足りない部分を明らかにしてくれました。
「人を指導する」とは、どういうことかを教えてくれました。
「学ぶ」とは、「努力する」とはどういうことかを教えてくれました。

このような様々な事を教えてくれた林生のみんなが僧侶となって、また再びお会いできるのを心から楽しみにしています。

最後になりましたが、林長猊下、主任先生をはじめとした常任講師の皆様、さらには立本寺の山務の皆様、お世話になりまして、誠にありがとうございました!
また、林生の皆さん、本当にありがとうございました!
  1. 2012/08/03(金) 21:58:02|
  2. 宗門関係
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近畿教区僧風林!①

お久しぶりでございます!
いよいよ8月に入りました!毎日厳しい暑さですね~。。。
連日の猛暑日、熱中症などにはくれぐれも気を付けたいものです。

さて、先月31日に閉林した近畿教区僧風林
本山立本寺さまを会場にお借りし、12名の林生と共に7月25日から一週間の修行を共にしました。
常任講師の一人として林生の指導に携わった一週間、自分にとっても本当にいい経験をさせて頂いた一週間となりました。

先日の記事にも書いた通り、僧風林とは、小学校4年生から中学校3年生までの沙弥(まだ一人前ではないお寺の弟子)が入林して、一週間の間、僧侶としての心構えや法式声明、読経、書写行など、基本を徹底的にたたき込まれます。

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特に、近畿の僧風林は厳しいことで有名で、主任先生・副主任先生をはじめとした6名の講師陣が、寝食を共にしながら、朝5時半から夜9時に寝るまで、過密スケジュールで指導に当たります。
私も小さい頃に4回僧風林に入林し、今の自分があるのはこの僧風林のお陰だと思えるくらい、私の僧侶としての柱の一つとなっています。

この僧風林、何よりも驚くのが、子どもたちの吸収力の早さ!
今年度の林生は、1回生が7名、2回生以上が5名と、初めての参加者の方が多く、所作やお経など、何も知らない状態で入ってきた子が多く、指導する側もどうしたものかと不安に思っていましたが、そんな不安をよそに、教えた事をどんどん吸収していく姿に、本当にビックリしました。

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ほぼ毎日法要所作の講義がありますが、昨日できていなかった事が、今日はできている!という姿を見ると、本当に嬉しく思って、朝のお勤めの時に思わず感動でポロッと(笑)なんてこともよくありました♪

しかし、小僧さんとはいえ一人の子どもさん。
一週間の修行という厳しい場所に足を踏み入れ、ホームシックになったり、精神的のところからくる体調不良を訴える林生もいましたが、林生同士がお互い助け合って乗り越えようとする姿も見られ、世代を越えた団体生活の重要性も感じました。
今回は5回生のベテラン林生が2名いて、彼らが率先して1回生の皆に指導をしていたりと、講師陣としても非常に頼もしく、ありがたい存在でした。

僧風林では、毎日朝に「沙弥の誓い」というものをみんなで読みます。
これは、僧侶を目指す沙弥が志すべき4つのことを、日蓮聖人の弟子として、御本尊とわが心に誓うために読みます。
その最後の部分には、こう書かれています。

「法友互いに励ましあい、正しい教えを社会に広める人になります。」

法華経・お題目のご縁によって繋がった法の友・・・
親友よりも深い友だち、これからも大切にしていって欲しいな、と思いました☆

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さて、次回は僧風林後半の様子をご報告をします~

つづく
  1. 2012/08/02(木) 21:09:23|
  2. 宗門関係
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