先日、
3月28日~30日の3日間、
「玄遊社書作展」が左京区の
みやこめっせにて開催されました!
いつもご指導頂いている書道の先生が主宰する書作展で、毎年この時期に行われ、先生はもちろん、約10名ほどのお弟子様たちが作品を出展されました。

不肖私も、拙い作品ながら出展させて頂きました!!
今年の作品は、コチラ!!

ブログに晒すのが、ものすごく恥ずかしい出来ですが…
「衣 座 室」と書かせて頂きました!
これは、
法華経法師品第十に出てくる、
「弘経の三軌」、また
「衣座室の三軌」と呼ばれるもので、
お釈迦さまがお亡くなりになられた後、法華経を弘めるに当たっての3つの心構えを指しています。
衣とは、
「柔和忍辱の衣」、
座とは、
「一切法空の座」、
室とは、
「大慈悲心の室」、
ということをそれぞれ表しています。
自分への戒めの意味も込めて、書かせて頂きました!
今回は、
半切に3文字ということで、作品完成までにかなり苦労しましたが、何とか形にすることはできたかな~と思っています。
しかし、もっとこうした方が…という部分が後からかなり出てくる、という(笑)
でも、額も大変立派なものにして頂いたので、師匠の許可が出れば、恥ずかしながら本堂に掛けさせて頂きたいな~と思っています。
また、来年も自分の勉強として、楽しみながら作成できたらな、と思っています!
以上、書作展の報告でした☆
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- 2014/03/31(月) 16:16:36|
- 書
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だいぶ暖かくなってまいりました!
日中は、動くと汗ばむような気候ですね♪
お天気も良く、どこかへ出掛けたいような、自然とウキウキするような気持ちになります。
さて、
当山の桜も開花が進んでおります!
ソメイヨシノはそろそろ
2~3分咲きくらいになりました☆
恐らく、4月に入ったくらいには満開になるのではないかと思われます!
早くも多くの方々が、桜を見に当山にお見えになっております。


当山がある
墨染という地名、また
当山の寺名の由来ともなった
墨染桜ですが、ソメイヨシノよりも約1週間ほど遅いので、恐らく4月に入ってからの開花となりそうです。
お近くにお立ち寄りの際には、是非ともご参拝頂ければ有り難く存じます。
- 2014/03/29(土) 11:49:07|
- 墨染寺
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だいぶ暖かくなってまいりました!
今年の冬は、各地で大雪の被害が聞こえてくるなど、総じて
「寒い冬」だったように感じます。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉の通り、明日の彼岸を迎えるにあたり、気温も上がり、穏やかな気候となってまいりました。
当山の
早咲きの桜も、一昨日頃開花し、すでに
5~6分咲きとなっています。
明日の当山の彼岸会には、
満開となるでしょうか♪
春の訪れを感じ、心躍る今日この頃です!


さて、上にも書きましたように、明日18日から
春のお彼岸に入ります!
春分の日を真ん中に、前後3日間、計一週間
仏道修行に励んだり、
ご先祖さまへの供養を捧げるのがお彼岸です。
「布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧」の6つの仏道修行(
六波羅蜜)を心に留め、ご先祖様に報恩感謝の誠を捧げる一週間。
そのお彼岸の入りの日に、当山にて
春季彼岸会を厳修致します。
明日は少しお天気が心配ですが、暖かい日となるようですので、万障お繰り合わせの上、ご参拝頂ければ幸いです。
□■□■ 墨染寺 春季彼岸会法要のご案内■□■□日時:平成26年3月18日(火) 午後14時~
場所:墨染寺 本堂 (京都市伏見区墨染町741)
多くの皆様のご参拝、心よりお待ち申し上げます。
- 2014/03/17(月) 14:48:30|
- 墨染寺
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先日3月9日、
京都日蓮宗青年会主催の勉強会が、
大立寺さまにて開催されました!
この勉強会は、高校生以上の青年男女の方々を対象とした勉強会で、仏教・法華経についてお伝えするために年3回ほど開催しております。
今年度は
「お坊さんとじっくり語ろう」というコンセプトのもと、あるテーマについて参加者の皆様と共に
法座形式で対話することを目的に行っております。
今年度3回目となる今回、参加者15名の皆様と共に
「宗教観について」「教育について」というテーマについて語り合いました。
まずは、ウォーミングアップとして、仏教の基礎を知ってもらおうということで
「仏教諸宗派について」という講義が行われました。
南都六宗、平安仏教、鎌倉新仏教・・・歴史の時間では知識として学びますが、なかなかどの宗派がどのような教えで、というところまでは把握されていない方も多いのではないでしょうか?
そんな仏教諸宗派について、分かりやすく端的に解説頂きました。
参加者からも、「非常に分かりやすくて、為になった」との声も聞かれました。
講義の後には、参加者の皆様と共に
法要を営み、大立寺さまの御宝前に法味をお供えさせて頂きました。
この時に、併せて東日本大震災の物故者の方々の追善の御回向もさせて頂きました。

そして、いよいよメインの
法座へ!
「宗教観」、「教育」について話し合われました。
どちらも非常に濃いテーマで、議論が白熱し、予定を大幅に超過して終了となりました。
「宗教とは何か?」、「教育の場に宗教がどのように必要なのか?」これらの問いに関して、参加者それぞれに意見があり、最終的な答えを導くまでには時間が足りず、問題意識の共有という段階で終えることとなりました。
しかし、様々な職種・立場の参加者の皆様のご意見を聞くことができ、非常に有意義な時間となりました。
最後に、今回の勉強会で感じたことを。
「宗教」と「教育」、この2つは切っても切り離せないものだと思うのですが、現在の公教育などでは、この2つは分断されています。
教育が
「知識を教える」のと
「心を育む」ことの2点に意義があるのだとすれば、後者には宗教的な教えが重要になってくると思います。
現在教育と言えば、「教える」ことにばかり目が向いて、
「育む」「育てる」という意識が薄れているのではないか、という気が致します。
これは、私たち僧侶をはじめとした宗教者の怠慢だとも言えるかもしれません。
青年会でも毎年夏休みに
「修養道場」を開催しておりますが、僧侶がしっかりと範を示し、子どもたちの心を育むための道場にしていかなければならない、と改めて感じる機会となりました。
以上、青年会の勉強会のご報告でした♪
議論が白熱しすぎて、法座の写真が撮れませんでした(汗)ご了承下さい!
- 2014/03/12(水) 16:06:01|
- 京都日蓮宗青年会
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平成23年3月11日に発生した東日本大震災。
あの日から、丸3年が経ちました。
本日午後2時46分、自坊で追悼の半鐘を打ち、その後、犠牲者の方々への追悼と被災地の早期復興を祈念する法要を、ささやかながらお勤めいたしました。
犠牲者・行方不明者1万8千人超。
亡くなられた方々には、たくさんの家族・親戚・友人がいらっしゃることを考えると、何十万人、何百万人の方々が決してぬぐうことのできない悲しみを胸に抱いて生活されている。
そして、原発事故により、何十万人という方々が、故郷を追われ避難生活を余儀なくされている。
このことを考えると、何と自分の行っていることがちっぽけなことかと、自問自答の堂々巡りをしながらも、自分の立場、自分の持ち場でできることを精一杯させて頂こう、という気持ちで、今回法要を勤めさせて頂きました。
今日のニュース番組で、原発事故により、住んでいた家を離れ避難生活をされている方が、
「故郷に帰りたいと何度も思ったが、最近は「日本が故郷なんだ」と思うようにしている」
と語られていました。非常に印象に残るご発言でした。
この3年間、この方がどのような思いで「日本が故郷」というように思われるようになったのか、それを想像すると非常に複雑な思いが致します。今の日本という国が、本当に「故郷」たりえているのか、と。
アベノミクス、東京オリンピック、原発再稼働etc・・・右肩上がりの成長幻想が復活し、再び私たちに泡のような夢を見させているような、そんな違和感を感じます。
震災が起こった年の夏、東松島市を訪れた時に見た壊れた時計。
2時46分を指したまま動かなくなった時計。その時の光景が忘れられず心に残っています。
3年経った現在、果たしてその時から針を進めることができているのでしょうか?
まだまだ立ち止まったままのようにも感じます。
これからさらに、様々な分野の様々な智慧を出し合って、問題を解決していかなければならないと思います。
私たち日蓮宗の僧侶は、祈り続けながら、さらに法華経の智慧、お題目の智慧を示し続けていかなければならないと思います。
自らの立場でできることを実践する、このことを心に留めながら、日々の信行生活をしていこうと、改めて感じました。
とりとめのない文章となりましたが、改めまして、東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災地の一日も早い復興を、心より御祈念申し上げます。
- 2014/03/11(火) 19:57:47|
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3月に入りました!一時春のような温かさとなりましたが、まだまだ3月、寒が戻ってまいりました。
なかなか身体に堪える寒さとなっております。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、もうしばらく、寒い日が続きます。
引き続き、インフルエンザなどの流行病にお気を付け頂き、体調を整えて頂きたいと思います。
さて、先日3月2日、
京都一部修法師会主催の
「大国祷会」が本山立本寺さまを会場に厳修されました。
国家安全・世界平和をお祈りし、1年の無病息災を祈願する国祷会。この日は日曜日ということもあり、例年以上に多くの参拝を頂き、賑々しく厳修することができました。
まず本年、大荒行堂をご成満された
3名の行僧上人による
水行で幕を開けました。

そして、法要直前には、寺庭婦人会と檀信徒有志による
和讃奉納が行われました。
この和讃奉納には、当山の婦人会の有志5名の方々が参加されました!
行僧上人のご帰山をお祝いする内容の和讃が奉詠されました。

そして、京都管内の修法師出仕の元、
大国祷会の法要が営まれました。

法要の後には、1年間お祀りしたお札などをお焚き上げする、
お火焚祭が行われ、本年の大国祷会を無事に終えることができました。

最近思う事がありまして、パワースポットブームに関して、このような場所に行かれる方は、そのパワーを「もらう」ことにばかりに目が行って、ともすれば、感謝の気持ちがおざなりになっているようにも見受けられます。
そして、もし願いが叶わなかったら、「あのパワースポットはたいしたことない、もう行くのやめた」というようなケースも少なくないのではないでしょうか?
「諸天善神の守護」も「使い捨て」されているような気がして、非常に残念に思うことが多々あります。
日々ご守護頂いているにも関わらず、そのことに気付かずついつい不平不満を口にしてしまう私たち・・・
このようなことがないように、諸天善神にご守護頂いていることへの報恩感謝の気持ちを忘れず、日々過ごしていきたいものですね!
- 2014/03/06(木) 17:26:52|
- 宗門関係
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