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先日3月9日、
京都日蓮宗青年会主催の勉強会が、
大立寺さまにて開催されました!
この勉強会は、高校生以上の青年男女の方々を対象とした勉強会で、仏教・法華経についてお伝えするために年3回ほど開催しております。
今年度は
「お坊さんとじっくり語ろう」というコンセプトのもと、あるテーマについて参加者の皆様と共に
法座形式で対話することを目的に行っております。
今年度3回目となる今回、参加者15名の皆様と共に
「宗教観について」「教育について」というテーマについて語り合いました。
まずは、ウォーミングアップとして、仏教の基礎を知ってもらおうということで
「仏教諸宗派について」という講義が行われました。
南都六宗、平安仏教、鎌倉新仏教・・・歴史の時間では知識として学びますが、なかなかどの宗派がどのような教えで、というところまでは把握されていない方も多いのではないでしょうか?
そんな仏教諸宗派について、分かりやすく端的に解説頂きました。
参加者からも、「非常に分かりやすくて、為になった」との声も聞かれました。
講義の後には、参加者の皆様と共に
法要を営み、大立寺さまの御宝前に法味をお供えさせて頂きました。
この時に、併せて東日本大震災の物故者の方々の追善の御回向もさせて頂きました。

そして、いよいよメインの
法座へ!
「宗教観」、「教育」について話し合われました。
どちらも非常に濃いテーマで、議論が白熱し、予定を大幅に超過して終了となりました。
「宗教とは何か?」、「教育の場に宗教がどのように必要なのか?」これらの問いに関して、参加者それぞれに意見があり、最終的な答えを導くまでには時間が足りず、問題意識の共有という段階で終えることとなりました。
しかし、様々な職種・立場の参加者の皆様のご意見を聞くことができ、非常に有意義な時間となりました。
最後に、今回の勉強会で感じたことを。
「宗教」と「教育」、この2つは切っても切り離せないものだと思うのですが、現在の公教育などでは、この2つは分断されています。
教育が
「知識を教える」のと
「心を育む」ことの2点に意義があるのだとすれば、後者には宗教的な教えが重要になってくると思います。
現在教育と言えば、「教える」ことにばかり目が向いて、
「育む」「育てる」という意識が薄れているのではないか、という気が致します。
これは、私たち僧侶をはじめとした宗教者の怠慢だとも言えるかもしれません。
青年会でも毎年夏休みに
「修養道場」を開催しておりますが、僧侶がしっかりと範を示し、子どもたちの心を育むための道場にしていかなければならない、と改めて感じる機会となりました。
以上、青年会の勉強会のご報告でした♪
議論が白熱しすぎて、法座の写真が撮れませんでした(汗)ご了承下さい!
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- 2014/03/12(水) 16:06:01|
- 京都日蓮宗青年会
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