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墨染寺blog~ぴぐ坊のつれづれ日記~

ぴぐ坊こと当山副住職が仏教のことを中心に、日々のよしなし事を綴ります♪

御礼のご挨拶

今年も、早いものであと大晦日1日を残すのみとなりました。
本堂・庫裡共に大掃除も済ませ、今日は鬼子母神さまの御宝前の幣束を新たにし、新年を迎える準備もほぼ整ってまいりました。

今年は生活環境が大きく変わり、なかなかゆっくりパソコンに向かう時間と気力が持てず、更新が滞ってしまいがちになってしまいました…
反省…

さて、今年1年を振り返ってみて、先にも申した通り、大きな変化が2つほどありました。
一つは、結婚したこと
もう一つは、京都日蓮宗青年会の会長に就任したこと
この2つの変化は、とても大きなものでした。
今年で僧侶として墨染寺に来て丸9年が経ちましたが、この9年間の自身の在り方、また信仰の在り方が問い直されているような、そんな1年間でありました。
今までやってきたこと、やってこなかったこと、目を背けていたことが、目の前に顕れてきたような、そんな感覚がしています。
来年は、この反省・課題を胸に、一つずつ地に足着いた自己研鑽・布教活動に精進して参りたいと思います。

先日、京都日蓮宗青年会の勉強会が当山で開催されました。
「平和について」というテーマで、参加者の皆様と法座形式で語り合いました。
その際にある日蓮宗の僧侶の方が、
「私たち日蓮宗僧侶が行うべきことは、立正安国(正しい法で国を安んずる)・広宣流布(『法華経』を広く流布させる)のための活動なのだけれども、いきなり大きなことはできない。自身が法華経をしっかり行じて実践して行く中で、その姿でもってまずは近くの人々から教化していくことが大事なのではないか」
と、仰いまいした。

私が大切にしているお経文の一節に

情に妙法を存ぜるが故に、身心懈倦(けけん)無かりき
普くもろもろの衆生の為に 大法を勤求して
亦己が身 及び五欲の楽の為にせず


『法華経』提婆達多品第十二

という文句があります。
決して自分自身の為ではなく、「もろもろの衆生の為」に妙法を持ち、懈怠心なく清浄に努め励む姿にこそ、人々の心を動かすものがあるのだろうと思います。
そして、この努め励む人々の輪こそが、立正安国・広宣流布の姿なのではないかと思います。
僧侶となって10年目の節目を迎える来年こそは、このお経文に少しでも近づけるよう、精進を重ねて参りたいと思います。

今年1年間、お世話になりました皆々様に、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
また来年も、何卒ご指導の程宜しくお願い申し上げます。
よいお年をお迎え下さいませ!!

合掌

ぴぐ坊 三拝
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  1. 2013/12/30(月) 23:41:05|
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