墨染寺blog~ぴぐ坊のつれづれ日記~

ぴぐ坊こと当山副住職が仏教のことを中心に、日々のよしなし事を綴ります♪

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3月10日 南三陸町ボランティア

3月10日~12日の3日間、宮城県に行って来ました。
2年前の3月11日に起こった東日本大震災
その東日本大震災の犠牲者の方々が三回忌を迎えるにあたり、京都日蓮宗青年会の有志で被災地を訪れました。
現地で、ボランティア活動・慰霊行脚・3回忌慰霊法要出仕、といった活動をして参りました。
何回かに分けて、報告の記事を書かせて頂きたいと思います。

3月9日の夕方17時頃、京都を車で出発し、宮城県南三陸町を目指して走り出しました。
3月とはいえ、夜道の運転でまだまだ雪や凍結が心配だということで、北陸道経由ではなく、東名~首都高~東北道というルートで東北を目指しました。
新東名を初めて走りましたが、道も広く、夜でも明るく、大変走りやすい高速でした。
走りやすすぎて、ややスピードが。。。(汗)

3人で交代しながら運転すること13時間、朝6時前くらいに南三陸町に到着しました。
私は震災が起こった年の夏、慰霊行脚に南三陸町を訪れたのですが、その当時はまだ生々しく家や建物が残されていたり、道路が曲がりくねっていたりと、まざまざと被害の様子を見せつけられました。
今回は、残されていた建物が取り壊されていたり、少しではありますが道が整備されていたりと、少しずつですが前に進んでいる様子も伺えました。
しかし、広がっているのは更地で、そこにかつて町があったということも想像できないような光景がまだまだ続いています。恐らく被災されている方は、まだまだ気が遠くなるような時間と辛抱を強いられているのだろうな、ということを思いました。

DSC04750.jpg

さて、被災地訪問1日目は、南三陸町でのボランティア活動に従事させて頂きました。
南三陸町のボランティアセンターに到着し、少し朝ご飯を食べて、1時間ほど仮眠を取って、ボランティア活動に参加しました。
私たちが参加したボランティアは「漁業支援」ということで、ワカメ漁をしている漁港でのお手伝いをさせて頂きました。
漁港から少し高台に上がったところにある小屋で、取れたワカメを出荷用に仕分けをする、という仕事でした。

DSC04727.jpg
◆高台から見た南三陸の海。風が強い日で波も高かったが、町を飲み込むほどの津波が来たとは思えないような景色でした。

朝9時からお昼の3時まで、ワカメの仕分け作業をさせて頂きました。
その漁港の皆さんから、震災当時のことや、現在の生活のことなど、様々なことを伺いました。
そこの漁港は、もともとは個人でワカメ漁を営んでいらっしゃったそうなのですが、津波で船や道具などが流されてしまったので、国から補助金をもらって、共同でワカメ漁を再開されたそうです。
仮設住宅に住まわれている方もいらっしゃいました。
被災後しばらくは、電気も止まり、情報もなく、自分達だけが被災していると思っていらっしゃったそうです。
食べるものも少なく、地元の高校生達が、食べ物を求めて一山越えて40キロの道のりを「お米を下さい」と言って歩いてまわられた、というお話しを聞いて、胸が詰まる思いをしました。
東京などの都心で被災された方が、水や食料の買い占めに必死だったことを考えると、東北地方を「周辺」と位置づけてきた「中央」の傲慢さを改めて思いました。

しかし、漁港のお母さんは、ボランティアに訪れた私たちを「宝だね」と仰って下さいました。
若い人が手伝ってくれるだけで、活気が出てくるし、仕事もはかどるし、君たちは宝だ、と。
そして、ボランティアに来てくれたお陰で、少しずつだけど元気も出てきたし、復興も進んできているんだ、と。
恐縮至極なお言葉でした。
1日しかお手伝いできない私たちに、そんな言葉を掛けて下さり、優しく受け入れて下さるお姿に、頭が下がる思いで一杯でした。
こんな風に、前向きに生きていらっしゃるお姿に、こちらが励まされたような気がします。

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今回のボランティアでもう一つ感じたことは「手仕事」の大切さです。
1日だけ、という非常に短い時間でしたが、ワカメに直に触れて作業をしていると、自然とその自分が触ったワカメに愛着が沸いてくるということでした。

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「手塩にかけて」育てられて、私たちの口に入り、栄養となって命を繋ぐことができる、という普段は忘れてしまっていることを、改めて思い返す機会となりました。
「大量生産、大量消費」の社会の現在、食べ物に限らず何でも、「手塩にかける」ということが、ほとんど「便利」と「合理」に取って変わられているように思います。
被災後に生きる私たち、また同時に次の被災前を生きる私たちは、これからこの「手塩にかける」ということを心に留めた社会作りを真剣に考えなくてはいけないのではないか、と思いました。

DSC00207.jpg

ボランティアの後、南三陸の海岸にて、震災犠牲者の方々のご回向と復興祈願の読経をさせて頂きました。
次の日は石巻での3回忌法要に出仕させて頂きましたが、次の記事で報告させて頂きます。

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  1. 2013/03/15(金) 13:20:31|
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