墨染寺blog~ぴぐ坊のつれづれ日記~

ぴぐ坊こと当山副住職が仏教のことを中心に、日々のよしなし事を綴ります♪

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釈尊成道会!

本日12月8日はお釈迦さまがお悟りをお開きになった日、「成道会」のご聖日でした。

今から約2600年ほど前、インドのシャカ国の王子としてお生まれになったお釈迦さまは、19歳の時にお城を飛び出し出家をされます。その後、30歳になられるまで、悟りを開くために、身体を痛めつける「苦行」を行われました。
しかし、苦行では決して悟りを開く事は出来ないと悟られたお釈迦さまは、苦行を捨て、菩提樹の下で瞑想に入られるのでした。
瞑想されること三七日、12月8日の明け方、ついにお釈迦さまはこの世の理を全て極められ、お悟りを開かれました。

025 お釈迦様 成道

お釈迦さまのことを「ブッダ(仏陀)」とお呼びしますが、この「ブッダ」とは「目覚めた人」「悟りを得た人」という意味があります。
つまり、お釈迦さまが菩提樹の下でお悟りを開かれた瞬間から、「ブッダ」としてのご生涯が始まった、と言えるでしょう。
お釈迦さまは、80歳で亡くなられるまでの50年の間、この時に悟られた内容を人々に伝えよう、と各地を遊行し、伝道の生活に入られたのでした。
この菩提樹の下での「成道」こそが、仏教の始まりとも言えます。
そのお釈迦さまへの御報恩の誠を尽くすのが「成道会」なのです。
私も本日、墨染寺のご宝前にて、ささやかながら成道会の法要をお勤めさせて頂きました。

成道会をお勤めしながら思い出されるのは、約2年前に参加したインド団体参拝のことです。
その時には、もちろんお悟りを開かれた場所であるブッダガヤの菩提樹も訪れました。
菩提樹の下の金剛法座の前で、参加者の皆様と共に報恩感謝のお題目をお唱えさせて頂いた事への感動を、決して忘れることができません。

RIMG1326_20131209002921039.jpg

日蓮聖人は『開目抄』という著作の中で、

何況や仏法を学せん人、知恩報恩なかるべしや。仏弟子は必四恩をしつて知恩報恩ほうずべし。


と書かれています。
仏法を学ぶ人は、「知恩報恩」を行っていかなければならないと。
「報恩行」というものの大切さを説かれています。
仏事というものは、つまるところ、この「報恩」の精神に貫かれているものだと思うのです。
自分一人で生きているのではない、過去・現在・未来の中での、様々な繋がりでもって生かされていること。
このことに気付き、報いること、これが仏さまの教えを生きる私たちにとって、最も大切なことと言っても過言ではないと思います。
これからも「報恩行」の大切さをしっかりと心に留め、改めて三宝給仕に勤しんでいきたいと思います。
  1. 2013/12/08(日) 23:45:56|
  2. 年中行事・ご聖日
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日蓮大聖人御報恩 御会式のご聖日

本日10月13日は、宗祖日蓮大聖人の732回目のご命日御会式のご聖日でございます。
弘安5年(1282)10月13日辰の刻(午前8時頃)、日蓮聖人は現在の東京・池上の地で61歳のご生涯を閉じられました。

14 日蓮聖人 入滅

不惜身命・死身弘法の決意でもって法華経・お題目を弘めんとされた「法華経の行者・日蓮大聖人」に対して報恩の誠を捧げる法要が、各地で営まれています。
総本山の身延山や、大本山池上本門寺などでは、昨晩から万灯や纏の行列が練り歩き、盛大に御会式法要が執り行われています。

033 池上 御会式   その2

036 池上 御会式   その5

日蓮聖人が亡くなられた10月13日、季節外れの桜の花が咲き、日蓮聖人の御遷化を見送ったという言い伝えがあります。
この故事に因んで、御会式法要の際、「御会式桜」といって桜の花をお供えする御寺院もあります。
また、池上や身延で行われる万灯行列の「万灯」には桜の造花をしつらえて飾ります。

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日蓮聖人は、様々な御遺文の中で「知恩報恩」ということを仰っています。
『開目抄』には、

仏法を学せん人、知恩報恩なかるべしや。仏弟子は必四恩をしつて知恩報恩ほうずべし


とあります。「仏法を学せん」とする私たちは、「恩を知って、恩に報いる」ということを常に念頭に置いて生活していかなければなりません。
父母・先祖さまへの恩、仏法僧の三宝に対する恩、国に対する恩、そして全ての人々に対する恩を知り、その恩に報い、さらに、この平成の世にお題目をお唱えすることができることに感謝をし、日蓮聖人に対する報恩の誠を捧げるのが、この御会式法要なのです。

当山墨染寺でも、今週、宗祖御報恩・御会式法要を賑々しく厳修したいと思います。
10月18日(金)14時~
本堂にて営みます。
一人でも多くの皆様のご参拝を、心よりお待ち申し上げます。

  1. 2013/10/13(日) 10:13:30|
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龍口法難のご聖日!

昨日9月12日は、日蓮大聖人、龍口法難のご聖日でした。

文永8年(1271)9月12日、平左衛門尉頼綱(へいのさえもんのじょうよりつな)ら数百名の兵が、日蓮聖人が住まわれる松葉ヶ谷のご草庵に押しかけました。

文永8年といえば、鎌倉が大干ばつに陥った年で、幕府は、当時民衆の間で絶大な支持を得ていた「良観房忍性」という僧侶に、雨乞いのご祈祷を依頼しました。
これを聞いた日蓮聖人は、その良観房に、「もし7日間のうちに雨が降れば、私がそなたの弟子となろう。もし降らなければ、法華経に帰依せよ」と祈雨のご祈祷の対決を挑みました。
良観房はその挑戦を受け、7日間の雨乞いの祈祷を始めました。
しかし、7日経っても雨は降らず、さらに7日間のご祈祷を行います。それでも雨はふりません。
その後、日蓮聖人が法華経を読誦し、お題目をお唱えし、ご祈祷を行うと、たちまちのうちに大雨が降り、日蓮聖人のご法力が世に示される結果となりました。

この結果に怒った良観房は、日蓮聖人を陥れようと幕府に訴状を提出します。
幕府は、日蓮聖人を呼び出し裁判にかけます。
裁判長であった平左衛門尉頼綱は日蓮聖人を問いただしますが、日蓮聖人は決してご自身の信仰を曲げることなく「天下泰平のためには、誤った信仰を即座に正し、法華経に帰依しなければならない」という主張を繰り返しました。
これを聞いて激怒した頼綱は、上記のように、数百名の兵を引き連れて日蓮聖人の住居に押し入り、日蓮聖人を逮捕したのでした。

日蓮聖人は、鎌倉市中を引き回され、その後、処刑場である龍ノ口へと護送されます。
幕府の発表では、佐渡へ流罪のはずが、裏で日蓮聖人を処刑してしまおうという目論みだったのです。

009 日蓮聖人 八幡大菩薩諫暁


夜も更け、9月13日の丑の刻、いよいよ日蓮聖人の処刑が執り行わることになりました。
日蓮聖人は、泰然自若として「南無妙法蓮華経」と唱題三昧。
太刀取りの依智三郎直重が、鞘から刀を抜き、いよいよ日蓮聖人に斬りかからんとしたちょうどその時!
江ノ島の方角から、目もくらむほどのまばゆさの光の玉が飛んできたのです。
この光に目がくらんだ直重は、持っていた刀を放り投げ、斬首は中止、日蓮聖人は一命を取り留められたのでした。
その後、日蓮聖人は表向きの刑の通り、佐渡島へと流されることとなりました。
これが、龍ノ口のご法難です。

010 日蓮聖人 龍口法難

日蓮聖人のご生涯は「大難四ヶ度、小難数知れず」という程、様々な迫害が続くご生涯でした。
そんな日蓮聖人のご生涯の中でも「大難中の大難」と言われるのがこの龍ノ口でのご法難です。

日蓮聖人の「我、身命を愛せず、但、無上道を惜しむ」という、法華経に生き、法華経に身を捧げられたそのご生涯を偲び、昨日、ささやかながら「龍口法難会」として、唱題・読誦させて頂きました。

  1. 2013/09/13(金) 20:43:44|
  2. 年中行事・ご聖日
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お盆にまつわるエトセトラ③ ~ご先祖様のお見送り~

お盆にまつわるエトセトラの第三弾でございます!

前回までの記事はコチラ↓
お盆にまつわるエトセトラ① ~お盆ってなぁに?その由来~
お盆にまつわるエトセトラ② ~ご先祖様が帰ってくる!準備と心構え~

前回の記事から間が空いてしまいましたが、今回は「ご先祖様のお見送り」と題して書かせて頂きたいと思います。

京都では、8月16日の晩「五山の送り火」という行事が行われます。
京都に住む方はもちろん、全国的にも観光目的でこの送り火を見に来られる方も多いのではないかと思います。
祇園祭とともに、夏の風物詩的な行事として有名ですが、その由来はお盆に関係しているのをご存知でしょうか?

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※夏の終わりを彩る「送り火」。写真は「大」の文字。

8月13日にお迎えしたご先祖様。16日にお帰りになられます(15日の地域もあります)。
そのお帰りになられる際に、「足元が暗くないように」と、玄関先や、近所の川のほとりで火をたいてご先祖様をお送りする風習がありました。これを「送り火」といいます。
「五山の送り火」も帰ってこられた精霊をお送りする「送り火」なのです。さらに、7月~8月にかけて各地で行われる「花火大会」も、元を辿ればこの送り火に由来しています。
現在では、玄関先で送り火を焚いてご先祖様をお送りする、という風習があまり見られなくなりましたが、「五山の送り火」や「花火」を見られる時には、この「精霊をお送りする」という本来の意義を心に留めて、手を合わせて頂きたいものです。

話変わって、お盆の事に関する質問で「精霊棚にお供えしたお供物やお飾りは、お盆が終わったらどうしたらいいのですか?」という質問をよく受けます。
昔は、お盆のお供え物を敷いていた真菰に乗せて、近くの川に流す「精霊流し」「灯籠流し」が行われていました。
近年では、環境問題などの事情で精霊流しが行われなくなったので、どうすればいいか困るという方が多いようです。
京都では、お寺を中心に、お盆のお供物やお飾りをお預かりする場所がありますので、そこに持って行けばよいでしょう。当山でも、開門の6時から夕方までの間で、お供物やお飾りをお預かり致します。その際には、お灯明・お線香をお供えし、御宝前に手を合わせられることをお忘れなく。

33 灯籠流し


また、全てのお供えを流すのではなく、食べられるものは「お下がり」として頂くということも、大切なことだと思います。
「お供え」のことを「お供養」などとも言いますが、「供に養う」と書いて「供養」
ですので、仏さま・ご先祖さまにお供えしたお供物をお下がりとして頂戴し、私たちも養わせて頂く、ということが「供養」です。
このお盆では、「供養」の気持ちを心に留めて頂き、「仏さま・ご先祖さまと共にある、つながっている」ということを、是非とも感じて頂きたいと思います。

3回続いた「お盆にまつわるエトセトラ」も今回で締めさせて頂きます。
京都では間もなくお盆を迎えます。
ご先祖様と共に過ごす大切な機会。是非とも準備万端にお迎えして頂ければと思います!
  1. 2013/07/25(木) 17:14:19|
  2. 年中行事・ご聖日
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お盆にまつわるエトセトラ② ~ご先祖様が帰ってくる!準備と心構え~

前回の記事から始まりました「お盆にまつわるエトセトラ」!
お盆について、数回のシリーズ物として掲載させて頂いております。
今回は「ご先祖様が帰ってくる!準備と心構え」と題して、実際お盆を迎えるに当たって、どのような準備をしたらいいのか、ということを中心に書きたいと思います。

まず、お盆の期間はいつからいつまでだかご存知でしょうか?
前回の記事では東京や関東地方では7月盆地方では8月盆が多い、と書きました。
具体的には、地域によって違いはありますが、7月盆も8月盆も13日から16日までがお盆の期間とされています。
13日の夕方、帰ってこられるご先祖様をお迎えし、15日か16日の夕方にお帰りになるご先祖様をお送りする、この3日間ご先祖様に対して供養の誠を捧げるのです。

ですから、帰ってこられる13日までに、その準備をしておかなければなりません。
まずは、お仏壇のお掃除。これから始めましょう!
そして「精霊棚」をしつらえます。

34 お盆の仏壇

この「精霊棚」とは、地域や風習によって違いはありますが、お仏壇の前などに棚をこしらえて、御本尊やご先祖さまのお位牌をお祀りし、お供え物などをお供えする棚のことを言います。
この精霊棚へのお供え物やお飾り物で、よく見かけるのがナスの牛、キュウリの馬などの作り物です。
これらの乗り物に乗って、少しでも楽にご先祖様に帰ってきて頂こう、という気持ちで始められたのでしょう。

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そして野菜や果物、お仏飯、お膳、たっぷりのお水をお供えします。
お線香・お灯明・供花もお忘れなく。
これらの準備を13日までに済ませておきましょう!

そして、親戚故旧が一同に集い、亡くなられたご先祖様に手を合わせます。
お坊さんがお宅に伺い、精霊棚の前でお経をあげる「棚経」を、その時に行います。
昔は、お盆の期間は流通が止まったり、仕事も休んで実家に帰ってお盆の行事に参加するという事が風物詩としてありましたが、最近では、お盆でも仕事で忙しく・・・なんていう人も増え、なんら日常と変わらない・・・という世の中の風潮を感じます。
一年に一度しかないお盆、連綿と続くご先祖様との繋がりを感じる、大変大切な機会だと思います。
日蓮聖人は『忘持経事』というお手紙の中で、

我が頭(こうべ)は父母の頭、我が足は父母の足、我が十指は父母の十指、我が口は父母の口なり


と仰っています。
私たちの体と心は、父と母、またその父と母(祖父母)、またその父と母(曾祖父母)・・・といった先祖代々から受け継がれて、今あるのだ、とお示し下さっています。
ですので、ご先祖様を偲ぶ一年に一回のお盆の期間を、是非とも大切にして頂きたいと思います。

次回は、ご先祖様がお帰りになられる際の「お見送り」にスポットを当てたいと思います☆
  1. 2013/07/18(木) 10:31:59|
  2. 年中行事・ご聖日
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